団塊Jr世代の未来予想図

明るい未来を想像し、アイデアや課題を書いていきます。

グループウエアと社内SNS

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グループウエアというのは、日頃から情報を入力してデータベースに蓄積させて活用することが条件となる。

その事から、最近では各デバイスも広がりを見せ、外回りしているスタッフも記入しやすいクラウド型が好まれる傾向になり需要は高まってきているようにも思う。

業務に関わるスタッフ全員が満遍なく入力すればそのデータは企業によって重要な財産となってくるのだろうが、問題は入力を継続できるかというところではないだろうか。

入力することが仕事の一環であるという認識のある事務系は特に問題はないように思うが、営業職はそうもいかないのではないだろうか。

大手企業は営業職が誰ということよりも会社名で売れているという事もあり、誰でも売れる仕組みを構築するためには、グループウエアで管理することは重要なことだろう。

しかし、中小企業はどうだろうか?

会社側は、営業面を管理したいという事で導入するケースも有るわけだが、営業職は営業方法が自身のスキルであり、自身の感覚と入力方法がズレることも十分に考えられる。

また、営業は顧客に対しサービスを行うこともあり、会社ではご法度なことも顧客の前では影で努力することもある。

そんなことまで一々管理されたくもないという思いもあり、データ入力も面倒なものとなってしまうのではないだろうか。

常に毎日売上のために動いてほしいと思う会社と売上のために種まきをしている第一線の営業とは温度差がどうしてもあるように思う。

また、中小企業はIT管理というものに慣れていないケースが多分にあると考えられる。

グループウエアは顧客情報や訪問情報、問い合わせ管理、売上管理、クレーム情報・・・・などなど

データとして蓄積したいものが多ければ多いほど入力項目も細かく設定しなければならない。
 
顧客データを頭書きで情報を入力していき、処理を誰がしたのかなどは必ず入力しなければいけないのだが、その誰かが怠ってしまうことで、データが完璧ではなくなり、対応履歴が不完全なものとなってしまう。
 
そうなると、もうそのデータが信用出来ないものとなる。
 
そんな背景からグループウエアという概念が社内SNSサービスという方向性となったのではないだろうか。
 
SNSならば利用者も難しくなく抵抗がないところから、入力しやすさが最大のポイントであるように思う。
 
また、SNS仕様だとディスカッションがし易く、日頃から意思疎通が出来ているため、改めて会議を行わなくても良い環境になるのかもしれない。
 
ハッシュタグなどで顧客情報が紐ついたりするようになれば、入力項目も少なくて済むようにも思う。
 
最近ではFacebook社内SNSをリリースする用意があるとのことだが、どのような仕上がりとなるのか大変興味深いものだ。