ブロガーやフリーランスに憧れているだけの人に喝!!
SNSをやっていると、他者のブログなどを取り上げ、真っ向から否定している投稿をみることがある。
これはSNSの傾向であり、全くもって否定はしない使い方であると思うのが、内容についてはいささか疑問に思うものも多々ある。
そもそもブログというのはターゲットに向けて発信しているわけだから、万人に当てはまる内容なんてあるはずがない。
例えば、パソコンが苦手である初心者向けに書いている記事で、「Excelを保存する際は間違いの元なので別名で保存すべき」というような内容のブログを持ちだし、「こんな事するよりExcelの変更履歴保存使ったら?」なんて言っている人もいる。
このような議論については、いろんな方法がある中でブログの著者がユーザーに向けたであろう事を全く無視したものであり、自身の知識をひけらかすだけのものだと思ってしまうのだが、問題はどちらがわかりやすいか?ということなのではないだろうか。
Excelの習熟度において、この投稿に共感を持つ人も当然いるし、「IT系の人って言ってることが難しい」なんて思う人もいる。
逆に、専門家を名乗る人たちは、浅い知識しか持たない人からの反論を受け付けないためにわざと難しい文章を好んでいるようにも思えたりもする。
そうすると、そのような記事を取り上げてSNSでは同調した投稿が並んだりする。
これも同じく「私はこのような難しい記事に理解できる意識の高い人間なんだよ。だからカマってね^^」というひけらかしたい衝動なのだろうと思うようにもなった。
SNSは自身を主張するものであるため使い方としては間違っていないと思う反面、便乗しているだけの投稿なんてつまらないとも思う。
そこで本題なのだが、最近はブロガーやフリーランスが職業として認知されている時代ともなったが、それに伴い「副業、独立、働き方、イクメン」などのキーワードでのブログ記事をリンクしているSNS投稿も目立つ。
現在は会社員で今の現状に迷っている人からすると、背中を押してくれるような記事に共感を持ちやすくなるのかもしれない。
その中で「考えるよりも行動」とか「思考停止から脱皮せよ」だとか勢いのある背中の押し方をしている記事も多々見受けられる。
見る側にとっては捉え方はマチマチであり、価値観も立場も全く違う人からすると只の宗教的な思想ではないかといぶかしがってしまう。
イケダハヤト氏などはもっぱらその代表格のような気がするのだが、この空虚感を持つ人々が増加した現代において、黎明期にブロガーとして客観的に世の中を斬ってきたような人の記事はどんどんと信者が増えているのではないだろうか。
それに影響されて同じようにやってもダメなことに気付かない人々は、結果的に背中を押されて間違った方向に行ってしまうような気がする。
そもそも会社に所属せずに自分で喰っていくためには、人と違った存在感を持たなければならないということに気付かないといけない。
「では、あなたがブログで飯を喰っていくために何を書くの?」とまずは自問自答しなければならない。
それにもかかわらず、「考えるよりも行動」なんて思ったらただの阿呆だ。
人と違う存在価値を確立するためには、成功者の話なんて役にたたないということに気付かないと何にも成功しないんじゃないかな。
極論的には、自由な働き方とかイクメンとかも含めて便乗することは言い始めた人たちの下僕にしかならないとも言える。
それは結果として独立にはならないし、存在価値を高めるものでもない。
本当に副業収入を得たり、独立したり、働き方を変えてみたり、イクメンしてみたいのであれば、まず自身を確立させるべきじゃないかな。
人と違う事は勇気がいること。
人間は同調することに幸せを感じる生き物であるために、孤独は死を意味するくらい辛い事もあるのかもしれない。
それでもあなたはブロガーやフリーランスに憧れますか?