団塊Jr世代の未来予想図

明るい未来を想像し、アイデアや課題を書いていきます。

カネがカネを生む資本主義の行く末

f:id:aiai2in:20141226163642j:plain

日本は恵まれた国である。

どんな境遇であろうとも、この日本は特別な国家である事は世界を見渡してもわかるだろう。

まずは立地条件であるが、海に囲まれており、侵略が簡単には行かない為、いつの時代も独立した文明を作ってきた。

f:id:aiai2in:20150127104256j:plain

北方領土はロシアに反則的に侵略されてしまったが、その他は日本のものとして今もなお領土を確保している。

その立地条件のお陰で、独自の文化による技術、民度が保たれ、発達し、差別化による競争に勝ち抜き経済大国となった。

第二次世界大戦後、冷戦時代も含め世界は経済競争に向かっていった。

自分の縄張りに利益をもたらすのであれば、その他の国から利益を得なければその成長は止まってしまう。

全世界がWinWinという事はあり得ないのかもしれない。

日本は主に発展途上国に技術提供を行い、その発展によりビジネスとしていく事が世界的にも評価されても良いと思うが、どうしても輸出額などからの評価となってしまう事が多い為、国内でもそれほど報道されないでいる。

今回の衆議院解散に伴う選挙については、ニュースなりSNSなりで情報は飽和状態であるが、アベノミクスについては、まず日本の経済を牽引している大企業が利益を出さなくてはならないという事が根底にあるわけで、これは当然の手法である事は疑いの余地もない。

TV報道では、アベノミクスがもたらした円安により、消費や小売業にマイナスとなる結果というものが多かったが、いいかげんにしてほしいものである。

円安で値段が上がったという事は、輸入に頼っていたビジネスモデルだからであって、地産地消という美辞麗句を用いながら、反対の事を報道しているのであるから始末におけない。

大企業が儲かる→国内の中小企業へのビジネスチャンスが増えるのであり、大企業が潤う事により、恩恵を受けるのは日本なのである。

中小企業が世界に打って出る程の事になれば一番良いのだが、それこそ政府は応援しているも、なかなかそのような企業が育たないのが現状なのであるから、正攻法として大企業を潤せるようにするのである。

それが、大企業しか見ていないとか、国民を無視とかの報道が多すぎた。

まぁテレビの報道に左右されるだけの知識見解しか持たない人たちが一番いけないのだが。

さてさて、金持ち父さん貧乏父さんという本が流行ってからというもの、カネがカネを生むという感覚が浸透しているように思うが、現状どうであろうか。

当然、投資というものが必要なのであるが、知識や経験が無い人にはリスクが高いだけのギャンブルとなってしまうのがオチであり、金銭的余裕を持ってからじゃないと上手く行かない。

そもそも資本主義というのはそういう事で、資産運用というものがさらに裕福にかつ有利になる仕組みなのである。

この事はアメリカは万人に諦めさせない為にアメリカンドリームと言う価値観を作り出しているが、我が国日本ではないのである。

コツコツと働く事を美徳とする教育とは正反対のようなものであり、勤勉さというものと資本主義というのは相反するようにも思える。

高度経済成長期には20代で結婚して30代で家を建てるという事が社会的に自立するという価値観があったが、今はどうだろうか。

土地も建物もローンを組んでわざわざ建てるような事は只の無駄使いというほかない。

団塊世代がこぞってマイホームを購入したが、その結果終の棲家に移ったりなど空家が増えている現状があり、その空家を安く手に入れた方が立地条件も良かったりするのであるから、わざわざ郊外に新築を購入する意味は無いに等しい。

そもそも、核家族化に伴い、世帯数だけが伸び、農地だった自分の土地を借地にした地主だけが儲かっただけなのである。

借金して、本来の金額に利子を付けて長い年月支払い続けるなんて馬鹿げた行為だと思わないのだろうか。

現金で購入できる自分の背丈に応じた生活レベルをすることが良いという風潮も出てきている。

これにより、地価は下落し、ローンを組む人がいなくなれば、銀行も回らなくなってくる。

土地を持っている人は売ったり貸したり出来るような価値が無いのであれば、自分で家を建てて住んだ方が良かったりもする。

今はどこに投資をして良いかわからない時代。

我が国日本は、世界から需要される国でなければ、全てがマイナスとなってくるのであるから、世界に通用するサービスを作っていかなくてはならない。

ロボットなのか、介護分野なのか、工場野菜なのか、自動車、家電、IT、はたまた原発orその他の発電技術なのか?

その可能性に投資をしてカネを産む事が出来れば日本はきっと潤ってくるだろう。