Facebookの基本情報を出来るだけ削除すべき理由
個人情報が流出をして困ることは、プライバシーが公開されるという危険がイメージとしてある。
例えば昔からの習慣である年賀状なんかは、名前・住所・家族構成・近況などを綴ってはいるものの、はがきというアナログ媒体である為、あまり心配されないのかもしれないが、これがデータ化されていれば大変なことだ。
データ情報は項目として豊富であれば、使い道も広がるものである。
スマホ登録や無料サービス等を利用する際に、個人を特定するために入力しなければならない情報の中に
・母親の旧姓は?
・あなたのニックネームは?
・あなたの一番の親友は?
・あなたの最初の担任の先生は?
など、もしもの時に個人を特定するために質問形式で回答を予め記入したりするものもあり、データ項目を増やしている。
先日、某企業において個人情報が流出したとの発表があり、原因としては、データサーバーを管理する側において、人の手により流出されたという事であるが、これはコンピューターのセキュリティばかりを気にするあまり、業務に関わる人へのセキュリティに問題があったと言える事件でもある。
気になるのは、個人情報というのがどの項目まで扱われているのかという事。
名前だけだと同姓同名もいるし、特定なんか出来ないが、住所や年齢までだと完全一致となってしまう。
そこに、家族構成や子供の名前、写真、購入履歴、決済情報、エピソードなどがあれば、どんどんと危険にさらされる。
逆に、名前や住所などが無ければ、特定できない為、その他の情報は紐付けが出来ず、危険性は低いと考えてもよい。
そこで問題なのが、Facebookである。
Facebookでは、基本情報に名前、顔、住所、生年月日、学歴など詳細に記載している人も少なくない。
Facebookでは、限定公開だから大丈夫とか、問題ないと思っている人はちょっと考えて欲しい。
まず、得体のしれない人と友達になっていないだろうか?
友達だけの限定公開しているということは、友達になれば情報は見れるという事。
そして、その情報は抜かれる危険があるという事。
住所や家族構成を知っている人が旅行に出かけた等とタイムリーな投稿をする事により、不在である事が分かり、空き巣に狙われやすい等は良く知られた話かもしれないが、ローカルな付き合いほど特定されやすく、危険は伴うものである事は認識しておかなければならないだろう。
そして、最近はソーシャルプラグインという便利な機能が実装されたWebサービスも増えてきた。
これはサイトにユーザー登録をする際に、IDやPwをいちいち作らなくても良く、FacebookやTwitterのアカウントを持っていれば、簡単に登録できるというもの。
Facebookでは限定公開のはずが、このようなサービスを利用しFacebookのアカウントを認証してしまえば、公開されてしまうものであると思っておいた方が良い。
『この続きを見たければ・・・・』という低俗サイトに認証してしまったりすると確実に抜かれていると思うべきかもしれない。
そうならないうちに、限定公開だから大丈夫という感覚は捨てて、個人特定を狭めてしまう危険のある情報は、今すぐ訂正や削除をすべきである。